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まるいもの伝説 プロローグ

数千年前のこと…
この世界には、不思議な力を秘めている球状の物体がありました。

これらは「水晶玉」「宝玉」などと呼ばれ、人々の手助けとなる道具として使われていました。

しかしいつしか、その力は戦いの道具に使われるようになり戦争によって、いろんなものが失われてしまいました…

戦争は絶えず、破滅に向かって1歩1歩進んでいきます。
このままこの世界は破滅してしまうのでしょうか…

そのとき、どこからともなく2体の不思議な生物が現れ、その2体が放つ光によって争っていたものは全て消滅してしまいました…

その後、このような言い伝えが残されています。
「宝玉を戦の道具として使うとき2体の獣が現れ、全てを無にする」
これは宝玉を戦いの道具として使った人間達への罰なのかもしれません…
今でも宝玉は形として残ってますが、手助けや戦いの道具となる力は失われました。
ごく一部を除いて・・

ある場所に「オオキヌマ」という大きな沼地に、みずうおポケモン「ヌオー」たちの住処がありました。

そんなヌオー達が集めていたもの、それは…「まるいもの」。

まるいものといってもいろいろあって、野球のボール、くすダマ、スーパーボールなど…まるいものなら何でも拾ってきます。

そしてあの不思議な力を持った宝玉も例外ではありませんでした。

オオキヌマの洞窟の奥にはとても美しい「まるいもの」が3つあり、「赤の玉」「緑の玉」「青の玉」と呼ばれてました。
これはヌオーの親分「ヌマオウ」が、どこからか持ってきたそうです。

ある日、一匹のヌオーが、親分がいないときに、こっそりと3つの玉を持ち出し、それをじっと眺めてました。

「きれいな玉だな〜」

その時、他のヌオーが現れ「何見てるヌオ?」
「えっ! あ、あの〜 その〜」
まるいものを見ていたヌオーはそれを必死に隠そうとしました。
その時! 隠そうとした「まるいもの」が
坂を転がりだしました。

「あっ!!」

ヌオーは必死にその「まるいもの」を追いかけました。
しかし、その「まるいもの」は川の中に落ちてしまいました…

あわててヌオーは川に飛び込み「まるいもの」を
探しましたが、見つかりませんでした。
どうやら下流のほうへ流れてしまったようです…

「どうしよう… 大事な宝が…」
ヌオーは少し考えました。

「よし、絶対にまるいものは見つけ出すヌオ!」

ヌオーは意を決して川に飛び込み「まるいもの」を探すことにしました。

少し進むと川は3つに別れています。どうやら3つの「まるいもの」は別々に流されたようです。

果たしてヌオーは、3つの「まるいもの」を見つけることができるでしょうか……

まるいもの伝説」をプレイする!

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